営業マンの手

 

たまに「神の口を持つ男」と揶揄される営業マンがいます。
住宅メーカー同士の争いにとにかく強いといわれる営業マンです。

この営業マンの手口を少し紹介しましょう。


1.お客様にはグレードアップしたプランの内容にモデルハウスを見学に行かせる。
(うちは高級な家を作っていると思わせる」
2.高い見積もり額は当然だと思わせる。
3.お客様が予算的に無理と言ってからが勝負
4.競合メーカーの見積もりより値引きを大きくすることによって、合計金額を少なくする。こうすることによって、元々は高い金額のものを、競合メーカーと同じ値段で変えると思うせる。
上等セリフは「今回、○○○まで値下げさせていただきました。本来なら、赤字になってしまうので、他のお客様には口外しないようお願いいたします。」
5.営業マンによるが、「いくらまで値下げさせてもらえば、契約していただけますか?」と、聞いてくる営業マンも。
6.「なぜこんなに安くなるの?」に対する上等セリフは
「お客様の敷地は立地条件がよく、このような土地に当社の物件を建築して頂くだけで、当社の広告塔になるのです。」
「お恥ずかしながら、期末の売り上げが、あと1棟分だけどうしても足りないのでっす。引渡しを○月にさせて頂く事を条件に決済を取りました。」
とお客様は特別と思わせる。

 

考えてみてください。
いくら期末の契約のためでも、赤字にして売るメーカーがいますか?
これは、もともとの金額が高額すぎたため、割引き部分にだけ目が行っているタイプのお客様、今流行の節約型主婦が陥りやすい営業マンです。
割引きというのは、当然してもらってもいいのですが、あまりにも高額な値引きの場合、一度、建築内容を確認しましょう。