予算は予算、でもあとちょっとだけ…

 

予算は絶対です。これ以上は一文たりとも増額はしません。
とおっしゃられる方がいらっしゃいます。
確かに予算は大事ですし、ローンの予定もあると思います。
でも、あとほんの少しの予算の増額で、すごく見栄えがよくなったり、便利になったりするときもあるんです。

 

例えば、比較的価格差がないのに、増額分以上の高級感が出る場合、のもの。
空間のゆとりです。

予算内で、希望を叶えられた。
でも、はっと気付くと「空間のゆとり」が全くないのです。
詰め込むだけ詰め込んで、空間の遊びやゆとりが全くないことに気づき、提案したことがありました。

確かにお客さんは内容に満足していて、予算内に終わったことも感謝されていたのですが、長い間住む家ということを考えると、人間と同じように、機能的な部分だけでなく、ゆとりが欲しいと思ったのです。

 

結果、床面積を少々広げました。
予算的には100万程度の増額となってしまいましたが、このことによって本当に、空間が広く感じられたのです。

 

・リビングから続く和室を少し広げて、リビングと同じインテリアテイストにしましたすると。リビング自体が広がったように感じることができたのです。


・2階階段の昇降口に少しファミリースペースを設けました。これによって家族共用のパソコンスペースができたのです。


・ご夫婦の寝室を広げました。これによって、ゆとりのある寝室スペースができ、ご夫婦二人で就寝前にテレビを見たり、語りあったりする時間ができたのです。

 

このように、予算はとても大切なものですが、営業マンが提案することも。金額以上出会ったりするのです。
住宅の機能的には、全く問題のない部分でも、少し「ゆとり」出ると住む人間の気持ちのゆとりもできることを覚えて置いてください。